SeaStation

男には浪漫があるんだ。

おいらも浪漫を持つ男。

今から約2年前。

おいらは、部屋のベランダから都島の夜景を眺めていた。

BGMは、世界のKiroro。

気付けばおいらは、盗んだバイクで走り出す。

ゆく先もわからぬまま。

いや、ゆく先は決まっていた。

ジャパン。

おじさんの絵が特徴的なジャパン。

店員には頼らず、おいらの浪漫を求めて探し出す。

光り輝く七輪を。

直径30cmほどの七輪。

煙が出ない炭も手に入れおいらは、家路へと向かう。

ベランダに設置された、キャンプ用のイスと、間接照明。

その照明は、まるで、夜景の中に輝くお月様のようにおいらを照らす。

いくつもの延長コードを繋ぎ合わせ、ベランダへとやってきたスピーカーにiPodを装着し、流れ出すメロディーは、もちろん世界のKiroro。

まずは、『未来へ』から。

業務用スーパーで調達した食材は、わずか3つ。

しいたけ、アスパラ、えりんぎ。

調味料は、宮古島の雪塩。

しいたけの傘を逆さにむけて、その傘に雪塩をのせる。まんべんなく。ロシアに降る粉雪のように。

いただきます！なんていらねー。

挨拶は、失礼します！

1人では、出来ない。

仲間を呼んで。

綺麗な夜景に、グッとくるBGM。

他に何もいらない。

悩みなんか、あっさり言っちゃえるぜ。

そうなんだよ、この季節がやってきたんだよ。

1番のベストシーズンは夏の終わり。

夏の始まりは試し打ち。

何が言いたいのか？って？

答えは１つ。

おいらと浪漫を味わないか？(^^)

LINK 兄貴のBlog
http://s.ameblo.jp/seastation/

[6回]